(写真)質問する伊藤岳議員=25日、参院総務委
日本共産党の伊藤岳議員は25日の参院総務委員会で、新型コロナウイルス感染症対策として、医療・介護現場への支援を求めました。
伊藤氏は、体が不自由でワクチンの集団接種会場に出向くことができない患者や高齢者のために送迎バスやタクシー補助券を自治体が支援した場合に、ワクチン接種体制確保事業の対象とするかと質問。厚生労働省の大坪寛子審議官は「各自治体において万全な接種体制が確保できるよう、2月1日に、被接種者の送迎、交通費、送迎バス、乗り合いタクシーなどの例示をした」と答弁しました。
また伊藤氏は、今年度で打ち切りになる「新型コロナウイルス感染症患者等入院受入医療機関緊急支援事業」の継続を要求。厚労省の間隆一郎審議官は「3月12日現在で1689件申請があり、全国の新型コロナ患者等受け入れ医療機関の約8割に当たるところが病床を確保した」としましたが、継続は明言しませんでした。
伊藤氏は、診察・検査医療機関への財政支援への要望書が埼玉県知事から提出されていると紹介。「医療機関を支援しないとワクチン接種にも支障をきたす」と強調しました。
【2021年4月1日付しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗】