エッセイ

駆けある記

 2019年10月5日付 しんぶん赤旗

 ドアツードアで往復3時間。これまでの生活スタイルが激変した2カ月。実感としては半年以上だったような。参議院議員としての日々を過ごしてきました。

 議員会館には、予想を超える来訪者の方々。落ち着いて仕事ができないほどの(笑)うれしい悲鳴です。

 そういう中で、全市町村長訪問に取り組んできました。ある保守系の市長さんから、「参議院選挙区のバッジは、衆議院とはまた違う重さがあると思います。たった7つしかない全県を網羅するバッジですから」と声をかけられたのがきっかけで、「全県民的な願いに役立つ議員になろう!」と決意しました。

 これまでに20を超える市長、町長とお会いしました。「学校体育館のエアコン設置にかかわる補助の延長を」の要望については、さっそく総務省に要望し、前向きな回答をいただいています。「豊かに涌く泉、数十種類の虫の音や野生動物に配慮した道路建設を」という地域独特の課題も寄せられ関係省庁に働きかけることにしました。

 消費税10%増税が強行されました。先日の宣伝中、「消費税は上がる。年金は減る。死ねってことか」という声を聞きました。「やっぱり無理!」です。他の野党と力を合わせて、臨時国会をたたかいます。