エッセイ

コラム[駆けある記]  「反共」は戦争への道 

 国会開会以来、多くの市民の皆さんが、国会要請行動に来られています。コロナ禍の中で苦労して集められた、熱い思いのこもった署名の山が寄せられています。ほんとうに頭が下がります。

 宗教者の皆さんの院内集会も開かれました。牧師さんが「ナチスが共産主義者を攻撃した。彼は共産主義ではなかったので何もしなかった。ナチスが社会主義者を攻撃した。彼は社会主義者ではなかったので何もしなかった。そして、ナチスが教会を攻撃した。彼は教会の人間であったので何かを行った。しかし、そのときはすでに手遅れであった」というマルティン・ニーメラーの有名な言葉を紹介され、「反共は戦争前夜の声」と話されました。

 私は「総選挙で反共の嵐が吹き荒れた。その後の国会では敵基地攻撃能力の大合唱。まさに、反共は戦争への道です。攻撃にひるんでしまうこともありますが、攻撃をそのままにしていたら、私たちの自由な生活が全て奪いさられてしまいます。力を合わせましょう」と訴えました。
 いま「はてな」リーフも活用し、街頭で、集いで、SNSで、「あなたの?におこたえします」と力を尽くしています。

 この活動の延長線上に参院選の勝利があると決意して。

【しんぶん赤旗2022年3月4日(金)付・写真=伊藤岳事務所】