報告記事

統一協会との関係は 伊藤氏が総務相追及 参院総務委

 日本共産党の伊藤岳議員は7日の参院総務委員会で、鈴木淳司総務相と統一協会(世界平和統一家庭連合)との関係をただしました。

 鈴木総務相は、昨年の「朝日新聞」アンケートで、統一協会と接点をもった当時、霊感商法や高額の献金が社会問題化した団体だという認識があったかとの問いに「はい」と回答。統一協会を「非常に警戒していた」と繰り返し発言しています。

 伊藤氏は、鈴木総務相が就任会見で「私が出ない代わりに、やむを得ず電報を打ったことはある」と述べたことについて、「非常に警戒していたのであれば、電報など打たなければよかったではないか」と指摘。鈴木総務相は「非常に警戒をしていたが、秘書(出席)はどうだ、せめて電報を打ってくれということがあった」と答えました。

 伊藤氏は、鈴木総務相自身が昨年の参院選前に統一協会の会合に出席していた事実を明らかにしていると追及。「警戒していたと言いながら、国会議員との関係強化をねらって接近する統一協会の手口にはまってしまったということではないか」「統一協会の会合に出ざるを得ないと決断させた、強い要請をした支援者とは一体誰なのか」とただしました。

 鈴木総務相は「有名な人ではない。私の支持者のなかに熱心に出席を求める方々がいた」と答えました。

【2023年12月9日(土)付 しんぶん赤旗・写真=伊藤岳事務所】

(写真)質問する伊藤岳議員=7日、参院総務委