参院総務委 伊藤氏が告発
日本共産党の伊藤岳議員は1日、参院総務委員会で松本剛明総務相の資金管理団体である「松本たけあき後援会」が、昨年開いた政治資金パーティーで会場収容人数の約3倍のパーティー券を販売していたと告発しました。
同団体は、同12月にホテル日航姫路でパーティーを行い、収支報告書にパーティー券収入として1772万円を計上。1枚2万円のため886枚を販売したことになります。
伊藤氏は、フェイスブック上で当日の模様を写真付きで紹介した投稿に「まだまだ(新型)コロナの影響で会食はありません」「着席のスクール形式のため、あいさつ回りできない」などの記載があり、総務相も写っていると指摘。「着席のセミナー形式で行ったのか」とただしました。松本総務相は「セミナーは、通常のセミナー形式と考えていただければ」と事実上着席だったことを認め、来場者はすべて入場したと述べました。
伊藤氏は「立ってのセミナーは考えられない」とし、同ホテルはHPで大宴会場のスクール形式の最大収容人数を315人と記載していると述べ、「会場をはるかに超えるパーティー券を販売していたことがはっきりした」と強調。参加予定のないパーティー券の購入は「寄付」であるのに収支報告書には記載がないとし、「政治資金規正法違反だ」と指摘しました。
【しんぶん赤旗2022年12月4日(日)付 写真=伊藤岳事務所】