伊藤議員あいさつ
「反共は戦争前夜の声 立憲野党共同の前進を」と呼びかける宗派を超えた宗教者が27日、国会内で集会を開きました。平和をつくり出す宗教者ネットなどの主催で、30人が参加しました。
主催者あいさつした日本キリスト教協議会総幹事の金性済(キム・ソンジェ)さんは、ドイツの牧師、マルティン・ニーメラーの言葉を引きながら「反共主義を黙認してしまえば、自分に危機が迫ったときには遅かったということになりかねません。宗教者が平和運動の先頭に立ち、(野党を)つなぎ、政治の正義実現に向かっていきたい」と訴えました。
日蓮宗教師の小野文珖さんは「野党の各政党、市民が対等平等で、よく話し合う場をつくるのが大事」、カトリック正義と平和協議会の昼間範子さんは「偏狭な『共産党嫌い』を乗り越えるべきです」と話しました。
キリスト者平和ネットの平良愛香牧師は「プロテスタント教会の中にも反共の声はあります。大切なのは知識をアップデート(新しいものに書き換える)し、知ったことをまわりに知らせていくことです」とのべました。
日本共産党の伊藤岳、社民党の福島みずほ、沖縄の風の高良鉄美の各参院議員、れいわ新選組の大石晃子衆院議員が参加。伊藤氏は「総選挙では反共主義、反野党攻撃が吹き荒れました。参院選ではこれに打ち勝つ野党の共闘を進めていきましょう」とあいさつしました。
【2022年1月28日(金)付しんぶん赤旗】