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病院存続は地域の願い・伊藤議員が院長と懇談

 厚生労働省が公立・公的病院の再編統合を狙っている問題で2日、日本共産党の伊藤岳参議院議員は再編統合の議論の対象とされた、さいたま市北区のさいたま北部医療センターを訪れ、黒田豊院長と懇談しました。神田義行さいたま市議らが同席しました。

 同センターは、2019年3月に現在の場所に新築移転。厚労省が判断の根拠としたのは17年6月の診療実績であり、移転する前の旧病院時代のものです。

 黒田院長は、「確かに旧病院時代は救急もがん治療も少なかった」と述べつつ、現在は近隣の医療機関と連携協定を結び、協力しながら地域医療を担っていると説明。厚労省が地域の実績をふまえず、一方的に病院名を公表したことについて「とんでもない」と述べました。

 また同センターの前身の社会保険大宮総合病院の廃止が取りざたされた際、住民の運動で存続させたことに触れ「病院を残したいという住民の方々の思いに応えて頑張らなければと、職員にも毎月の朝礼などで話しています」と語りました。

 伊藤氏は「地域の声を受け止める院長の発言を、心強く思います。この病院を守り、存続させる立場で国会でも頑張ります」と応じました。

【2020年3月4日付 しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗】