議事録

2022年11月1日 総務委員会(杉田水脈ネット中傷・寺田総務相政治資金問題・勝共連合50周年会費)

議事録

【伊藤岳 参院議員】

日本共産党の伊藤岳です。まず、杉田政務官に関する問題について聞きます。

 杉田政務官は、政務官就任後の十月二十日、東京高裁において、ツイッター上での名誉毀損で有罪判決を受けられました。

 政務官、上告はされるんですか。

 

【杉田水脈 総務大臣政務官】

十月二十日の東京高等裁判所の判決を受け、現在、判決内容を踏まえた今後の対応を検討しているところであり、本件の上告するかしないかについて言及することは控えさせていただきたいと思います。

 

【伊藤岳 参院議員】

寺田大臣にお聞きします。

 杉田政務官は政務官の任に値するのでしょうか。インターネット上の悪質、不当な情報流布による人権侵害と被害者救済を重要施策として進めていく総務省政務官としてふさわしいのか。大臣、冷静に客観的に判断すべきではないかと思いますが、大臣、どうですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 この杉田大臣政務官のこれまでの発言等につきましては、自らの責任において丁寧に説明していくべきものと考えております。

 また、裁判についてはこのコメントは控えさせていただきますが、引き続き政府の一員として、岸田内閣の方針に従って総務大臣政務官の職責をしっかりと果たしていただきたいと考えております。

 

【伊藤岳 参院議員】

 政務官の職責を果たしていただくようと言われますけれども、昨年の通常国会で改正プロバイダー責任制限法が成立して、総務省のインターネット上の誹謗中傷への対応に関する政策パッケージも改訂をされました。そこにはこう書いています。社会全体における情報モラルやICTリテラシー、つまり正しく適切に利用、活用できる力が高まるようにするための取組を強化するとうたわれているんです。

 大臣、この施策を推進する総務省の政務官として杉田氏が適任だと思われますか。総務省の施策と矛盾することになるのではないですか。政務官を辞めさせるべきではないか。大臣の認識を伺いたいと思います。

 

【寺田稔 総務大臣】

 御指摘の改正プロバイダー責任制限法施行され、今我々もその周知徹底に努めておりますし、杉田大臣政務官もその趣旨に従ってこの政務官としての職責を果たすということで、現実、その方向で働いていただいておりますので、引き続きその職責をしっかりと果たしていただきたいと考えております。

 

【伊藤岳 参院議員】

 大臣、何度も言いますが、冷静に客観的に判断すべきだと言っているんですよ。総務行政に対する国民の信頼を毀損することにつながりかねないからです。

 資料をお配りしました。御覧をいただきたいと思います。

 改正プロ責法の施行は今年の十月一日ですが、法改正に当たって、当委員会、参議院の総務委員会は、我々全会一致でこの附帯決議を付しました。この第二項目、ラインを引きましたが、過去の権利侵害に関する判例に基づくガイドライン等の作成という事項を我々盛り込みました。そして、現に、プロバイダー責任法、責任制限法関係ガイドラインは、法改正後随時更新をされています。

 杉田政務官の高裁判決では、事実認定として、積極的に名誉感情を害する意図でいいねを押しており、限度を超えた侮辱行為で不法行為に当たるとされています。大臣、この判決が確定すれば、その判決が個票としてこのガイドラインに示されることになります。総務行政に関するガイドラインに示されるんです。その総務行政に対する国民の信頼と納得が得られるでしょうか。どうですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 裁判の件につきましては、現在引き続き係争中ということで、私からのコメントは控えさせていただきますが、いずれにせよ、この総務省のガイドラインに沿って御対応いただくことになろうかと思います。

 

【伊藤岳 参院議員】

 逆に、大臣、この判例がガイドラインに個票として示されないということがあるんでしょうか。そうなれば、総務行政に対する国民の信頼はそれこそ一瞬にして消えてなくなるんではないかと思います。大臣、そう考えませんか。有罪判決が確定している、有罪判決が出ているんです。

 

【寺田稔 総務大臣】

 もちろんその判決についての報道は承知をしておりますが、裁判でございます、引き続き、訴訟当事者でもありませんので、そのことについての直接のコメントは控えさせていただきます。

 

【伊藤岳 参院議員】

 高裁判決で事実認定が裁定されています。政務官の任命は八月でしたが、その後、十月二十日に高裁判決を受けた。人権侵害の加害者が総務行政を担う政務官の職にあって国民の信頼と納得が得られるのか。私、これ冷静に、本当に客観的に判断するべきだと思います。

 辞任させるのが妥当な判断ではないか、改めて大臣に聞きます。どうですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 先ほども申しましたとおり、杉田大臣政務官は、この政府の方針、また岸田内閣の方針に従ってこの仕事をしていただいているわけでありまして、引き続き政務官の職責をしっかりと全うしていただきたいと考えております。

 

【伊藤岳 参院議員】

 大臣、適任かどうか聞いているんです、政務官として。総務行政の推進に当たる政務官として適任ですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 杉田政務官は、この総務大臣政務官に就任時の記者会見においても、しっかりとその総務省行政についてその職責を果たすと発言をしているわけでございます。しっかりとその職責を果たしていただきたいと考えております。

 

【伊藤岳 参院議員】

 適任かどうか、答えられませんね。杉田政務官は、政策パッケージに盛り込まれたSNS誹謗中傷対策キャンペーン、「NoHeartNoSNS」について存じ上げませんと答弁されましたが、私は、そもそも杉田政務官は総務行政に対してノーハートなんではないかと思います。あなたには政務官務まりません。即刻辞めていただくべきだと私は思う。

 大臣、総理に対して杉田政務官の即刻辞任を求めるべきだというふうに強く言いたいと思います。

 続いて、寺田大臣に関する問題についてお聞きをいたします。

 昨夜配信された文春オンライン、まあ明日発売の週刊文春にも掲載されますが、それによりますと、寺田稔竹原後援会の政治資金に関する領収書類を情報公開請求したところ、その領収書類の中に寺田稔宛てのものが十四枚含まれていた。後援会宛てではなく、寺田稔宛ての領収書が十四枚含まれていた。

 大臣、これ事実ですね。

 

【寺田稔 総務大臣】

  竹原後援会に対する、竹原後援会の支払に対する領収について、この竹原後援会名のものもありますが、私の名前のものもあるのも事実でございますが、これは適正に現在のこのガイドラインに従って、竹原後援会宛てのものとして認められているところでございます。

 

【伊藤岳 参院議員】

 政治資金収支報告書、これ法律上問題ないんですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 問題ございません。これ、適正化委員会の方からもガイドラインが発出をされておりまして、この関係国会議員政治団体のこの領収について、この国会議員本人宛てのものであっても、それは当該政治団体宛てのものであるというふうな考えが示されております。

 

【伊藤岳 参院議員】

 じゃ、大臣、お聞きします。

 大臣、御存じでしょうか。総務省が出している手引の中に、国会議員関係政治団体の収支報告の手引というのがあります。そこでは何と書いてあるか。政治団体の正式名称を記載してもらうよう発行者に助言するとあるんです。

 先ほど大臣、法的に問題ないと言ったけど、手引に反するじゃありませんか。どうですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 今おっしゃるのは、確かにこの領収書、お店がこの支払を受けて領収書を出すときに竹原後援会というふうに適正に書くのがもちろん望ましいわけでございます。しかし、大変多数のこの領収を処理する中で、国会議員宛てのものがあると。もちろん書き直すことが、時間的ないとまがあればそれは書き直していただいて、後援会宛てに書き直していただいているというふうにお伺いをしておりますが、個人宛てのものであってもそれは認められるというのが現在の事務処理方針となっております。

 

【伊藤岳 参院議員】

 手引に沿ってふさわしくないんではないんですかと聞いているんです。どうですか。この総務省の手引に対してふさわしい対処ではないんじゃないですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 この領収書の宛名がこの正式名称でなくても、この国会議員の名前であっても、そのように当該団体に対する発行ということは認められております。

 もちろん、この手引上、その関係団体宛てのものが望ましいと、望ましいということは御指摘のとおりでございます。したがって、先ほども言いましたように、全ての領収について、この竹原後援会宛てに全て変えていただく方がそれは望ましいものだと思います。しかし、時間的いとまもなく、国会議員名で出されたものを使うことは、そういう取扱いができるということになっております。

 

【伊藤岳 参院議員】

 望ましいなら、問題ないなんて言わないでくださいよ。ふさわしくなかったと言えばいいじゃないですか。

 じゃ、別な角度で聞きます。

 文春オンラインにその領収書の写真が添付されていました。ねじやパイプを買った領収書、区内特別郵便などの明細などが添付されています。こうしたものの支払は誰が行ったんですか。寺田事務所と雇用関係にある方ですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

  この後援会の支払は、寺田事務所と雇用関係のある者は行っておりません。

 

【伊藤岳 参院議員】

 大臣、寺田稔というあなたの名前が使われたんですよ、領収書に。そしたら誰がこの買物をしたんでしょうか。後援会の方が寺田稔という宛名で領収書を切ってくれと言いますかね。それは私、考えられません。寺田稔と切ってくれと言える人物、つまり寺田事務所の常勤職員などじゃないと、これ対応できないんじゃないですか。どうですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

  現実、竹原後援会事務所においては、このそうした事務処理をする者は私の常勤職員ではありません。

 この実際支払を受けたお店の方も、そこは私の竹原事務所というふうにこの通称で呼ばれておりまして、寺田事務所宛てのものもございます。あるいは、竹原事務所と書いてあるものもある。あるいは、竹原後援会事務所と書いてあるものもあります。そして、私自身の事務所と思われて、寺田稔という名宛てで書かれている領収もあるということでございます。

 

【伊藤岳 参院議員】

 じゃ、誰、どなたが購入されたのか、名前を示されますか。特定できますか。特定できているんですか、大臣は。

 

【寺田稔 総務大臣】

 個人名については、個人情報ですから、ですから申し上げられませんが、誰がその、例えばいろんな領収を取るときに購入者、これはまあ竹原後援会で購入しているわけですが、竹原後援会の中の具体的なこの事務処理を行う者も含めて誰が購入したかということについては、私はお聞きをしております。

 しかし、私が直接管理する政治団体ではございませんので、何回もこれまでも申し上げておりますとおり、この事務処理の詳細については承知をしておりませんが、この適正に処理をするようにお願いをしているところでございます。

 

【伊藤岳 参院議員】

 大臣の答弁、いつもグレーなんですよ。

 私は、収支の処理も携わった、購入に携わった者も区分けは付いていないと思います。竹原後援会と寺田氏若しくは寺田事務所は、別団体どころか一体ではないのか。

 大臣、私は代表ではないので別団体とまだ言われますか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 この国会議員関係政治団体というのは、法律上、設立のときに当該国会議員が同意を与えて、設立時に同意という形で関与しておりますけど、独立をした政治団体でございます。したがって、私が指揮監督すべき団体でもありません。独立の政治団体として敬意を持って接しているわけでございまして、その収支報告等についても私がチェックをすべき立場ではないということでございます。

 したがいまして、その事務を行う者も、私の事務所の常勤職員が行っておりません。

 

【伊藤岳 参院議員】

 大臣はこの間、予算委員会でも当委員会でも、適法に処理しているという言葉を繰り返し使われていますが、私、適法どころかグレーな処理ばかりではないかと思います。

 政治資金規正法を所管する大臣として、信頼を得られているとお思いですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 この政治資金規正法を所管する大臣として、しっかりとこの政治資金規正法の適正な運用に努めてまいりたいと思います。

 

【伊藤岳 参院議員】

 それでは、以正会から中坂氏へ支払われた請負の報酬についても聞いていきます。

 大臣は、中坂氏が自民党第五選挙区支部の常勤職員として在籍したのは平成二十九年四月から平成三年十月までと答弁をされました。また、その期間に中坂氏の知り合いのお手伝いをしてくれる方がいて、その方に支払うときに中坂秘書で支払をした事実はございますと答えられ、その明細はあると言われましたね。

 中坂氏に請負契約に対する報酬が支払われた事実、また、その請負に対する報酬が中坂氏からお手伝いをしてくれた方に支払われた事実を明細で確認できたということなんですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 御指摘のこの請負契約に基づくこの報酬を支払うときに、秘書が取り次ぐことがありますというふうに申し上げました。

 この場合は、この以正会から秘書の銀行口座に振り込みを行い、秘書からその請負をした方に現金を手渡しております。報酬を受け取る方の御希望に応じまして、このように秘書が取り次ぐ場合もあれば、直接その口座に振り込んでくれという場合には直接振り込みの場合もございます。

 今回、それぞれの方が適正に報酬を受け取ったことを確認をいたしております。

 

【伊藤岳 参院議員】

 それでは、その中坂氏からその知り合いのお手伝いの方に支払われた請負に対する報酬は、銀行振り込みであればその銀行の通帳、現金で手渡されているのであれば印紙が貼られた領収書を出したということですか。確認できますか、それは。

 

【寺田稔 総務大臣】

 銀行振り込みの場合もあったことを確認しておりますが、その場合は銀行で振り込んでおりますし、現金で手渡したことがあったというふうに聞いておりますので、それは現金で手渡したものと確認しております。(発言する者あり)

 

【寺田稔 総務大臣】 

 これは人件費としての取扱いでございますので、この人件費としてそれを証する書面を保管をいたしております。

 

【伊藤岳 参院議員】

 五万円以上の場合には印紙付いた領収書必要じゃないですか。

 

【寺田稔 総務大臣】 

 その印紙等については、またそれは別途確認をさせていただこうと思います。

 

【伊藤岳 参院議員】

 結局、何週間たってもグレーのままなんですよ。請負に対する報酬の支払の詳細が、もう大臣の側から積極的に示されないんです。

 大臣、疑惑を問われているのはあなたですよ。求められようが求めなかろうが、自ら積極的に、先ほど来もありますように、納得いくように説明するのが大臣の責任じゃないですか。

 委員長、お願いです。人件費に関する記録を当委員会に提出してほしい。お計らいをいただきたいと思います。

 

【河野義博 委員長】

 ただいまの件につきましては、後刻理事会において協議いたします。

 

【伊藤岳 参院議員】

 結局、中坂氏から知り合いの方に本当に渡ったのか、又は中坂氏の元に残っているのか。誰かの手元に渡ったのではないかという可能性も否定できません。

 大臣、請負の仕事の報酬を誰にいつ支払ったということを証明できなければ、ピンはねしたんじゃないか、資金還流させたりしたんではないかということが疑われます。そうした事実は本当にありませんか。

 

【寺田稔 総務大臣】

  先ほども申し上げたとおり、この請負契約に基づく報酬を支払う場合、請負契約は民法六百三十二条に基づく契約でございますから、当初この予定をした仕事を完成をしていただくということが要件になっております。したがいまして、この請負の内容に応じてその仕事の完成を確認をしているところでございます。

 

【伊藤岳 参院議員】

 あの請負の仕事の内容を見ると、自民党第五選挙区支部から給与として支払えばいい仕事だと私は思うんですよ。

 なぜ選挙区支部から支払わずに、以正会というわざわざ二つの支払元をつくったんですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 第五選挙区支部からの人件費の支払は全て常勤職員に対する、支部職員として人件費を計上しております。したがって、当該職員については源泉徴収を行い、そして常勤の職員として処理をするものでございますが、この請負についてはスポットで、アドホックで行うものでございますので、これは完全にこの峻別をして、別の政治団体から請負報酬を支払うことが極めて区分経理の上からも適正であると判断をいたしました。

 

【伊藤岳 参院議員】

 でも、以正会の収入のほとんどは大臣の政治資金管理団体みのる会からの寄附で成り立っている団体ですよね。しかも、収支報告書見ると光熱費がゼロ。こんな団体に会計担当の職員が存在するのかと思います。

 だから、私もう一度聞きます。なぜ、わざわざ以正会という支払元をつくらなきゃいけないんですか。

【寺田稔 総務大臣】 

以正会という政治団体を使うことによってですね、そこから請負へ払うことによって、第五選挙区支部で支払う人件費と、そしてまた以正会の方で払う請負の報酬、これは人件費項目に計上しておりますが、これを明確に区分経理をしたということでございます。

 

【伊藤岳 参院議員】

 そうすると、以正会の収支報告書によると、大半は、支出は、支出の大半は人件費です。その中身は、大臣も言われたように請負の仕事。で、源泉徴収の対象にならない。源泉所得税を支払わなくて済む、そのためのトンネルとして以正会という報酬支払元をつくったんではないか。そうした事実はないともし大臣言われるならば、それを証明すべきじゃありませんか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 相手方がどういうふうな、この請負をやっていただく方の御希望も聴取をしてこの形態を決めているわけでございます。もちろん、常勤で働きたい方は全て第五支部の人件費として働いていただくわけですが、スポットでやりたい、常勤だとできない、お手伝いの形でやらしてくれという方は、そのお手伝いの形態にふさわしいこの請負報酬という形を取ったということでございます。

 源泉徴収がなくてもちゃんと、請負を受けた方についてはですね、適正に個人所得として税務申告すべきことは当然だと思います。

 

【伊藤岳 参院議員】

 大臣、何度聞いても、なぜ二つの支払元をつくったのかというのは説明になっていないんですよ。もう相次ぐ疑惑の説明責任を、説明の責任を果たせないんであれば、私はもう大臣をお辞めになった方がいいと思います。

 大臣の問題でもう一つ聞きます。

 寺田大臣は、統一協会の関連団体、国際勝共連合が開催した二〇一八年の創立五十周年記念大会に会費二万円を支出をしていました。大臣は、同郷の方から誘われたとか、領収書を見て初めて主催団体を認識したと答えてきました。

 しかし、この大会は、勝共連合の会長の就任の当初から、梶栗会長就任の当初から準備をされてきた催しで、記念講演では、この五十年に対する深い愛情と多くの思い出を胸にお集まりいただいたことと思うと述べています。国際勝共連合にとって極めて重要な催しだったと思われます。当然のことながら、国会議員の皆さんには招待状が発送されていたんではないかと思います。

 大臣、招待状は届いたんじゃないですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

  既に答弁させていただいておりますが、一切招待状はいただいておりませんで、何回も申し上げているとおり、同人、同郷の県人会の集まる会合で、県人会のお知り合いの方からお誘いがあり、同郷の人が集っておりますと、来ませんかという口頭のお誘いでございました。したがって、一切それが、おっしゃるようなこの五十周年記念大会のものとは全く知らない状態でお誘いを受けました。結果的に参加はいたしませんでした。しかし、お声掛けをいただいてた、様々この準備もいただいてたということで、会費をお払いし、しばらくたってから領収書が郵送されてきたと聞いております。その領収書を見て初めて、こういう国際勝共連合創立五十周年記念大会と書いた領収だったので、我々もびっくりした次第でございます。

 

【伊藤岳 参院議員】

 国際勝共連合の関連団体の公式フェイスブックでは、こう書いています。ザ・キャピトルホテル東急で、国会議員や地方議員、有識者ら約五百人の会員が結集したと。

 大臣、会員と書いています。あなた、会員なんですか。

 

【寺田稔 総務大臣】

 何回も申し上げておりますとおり、私は会員ではありません。

 で、この広島県人の知人の方から、そうしたこの同郷の人が集まるから顔を出しませんかと言われただけでございます。

 

【伊藤岳 参院議員】

 最後に申し上げます。払った会費は返していただくべきじゃないかと。統一協会との関係を絶つというのであれば、支払った会費は返してもらうべきだと、このことを指摘して、質問を終わりたいと思います。