国で公共交通支援を
日本共産党の伊藤岳参議院議員は21日、埼玉県鳩山町の小川知や町長らと地域公共交通について懇談し、要望を聞きました。根岸富一郎町議が同席しました。伊藤氏はこの間、県内の各自治体を訪問し、地域公共交通問題について首長らと懇談しています。
小川町長は、住民の移動手段確保へデマンドタクシーの運行拡大に取り組み、町民からの要望の多かった「埼玉医大便」の土曜運行を始めると説明。「町民に寄り添った運行ができるようにしたい」と述べました。一方、財源の確保が厳しいとして、国の特別交付税の増額などを要望しました。
伊藤氏は、自治体が苦労して取り組んでいるのに対して国の支援が足りていないと指摘。「地域公共交通の町の負担が減れば、予算をほかに回し、もっと魅力ある町づくりができますよね」と話すと、小川町長は「そうですね」と応じました。
小川町長は、住民からとくに多い要望として移動手段の確保をあげ「そのためには国の支援が必要です」と話しました。伊藤氏は「いただいた要望を国会でしっかり届けたい」と語りました。
【2024年8月24日(土)付しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗首都圏総局】