閉会式で共同声明採択
(写真)第44回日韓・韓日議連合同総会 法的地位委員会。2列目右から1人置いて伊藤岳参議院議員=15日、衆院第1議員会館
超党派の日韓議員連盟(菅義偉会長)と韓日議員連盟(鄭鎮碩〈チョン・ジンソク〉会長)は15日、国会内で第44回合同総会を開き、閉会式で共同声明を採択しました。
声明は、今年が小渕恵三・金大中「日韓パートナーシップ宣言」から25周年であることをふまえ、日韓両国政府が「歴史を直視し未来を志向する」宣言の精神に基づき、相互互恵の観点で共通の利益を追求すべきであるとの認識を共有し、両国間に存在する懸案に「真摯(しんし)な姿勢でその解決に向け対話を重ねていくことを求める」と記しました。
声明は「日韓両国間に横たわる歴史問題を解決するために、被害を訴える当事者の名誉と尊厳が回復されるように『日韓パートナーシップ宣言』の趣旨に基づいて、相互互恵の精神でともに努力すること」としました。
また、ヘイトスピーチ解消法を一層実効性あるものにするために実態調査や環境整備を進め、ヘイトスピーチやヘイトクライムを根絶することでも一致しました。
日本共産党からは、日韓議連顧問の志位和夫委員長、常任幹事の穀田恵二国対委員長、幹事・法的地位副委員長の笠井亮衆院議員ら多くの議員が出席しました。
【しんぶん赤旗2023年9月16日(土)付 写真=伊藤岳事務所】