院内集会 マイナンバーカード取得強制阻止
マイナンバー制度は違憲であるとして裁判をたたかう、マイナンバー(共通番号)違憲訴訟@神奈川は20日、参院議員会館で院内集会を行いました。神奈川県保険医協会との共催。
同日、東京高裁で同裁判の第6回控訴審がありました。
集会は、マイナンバーカードを保険証として利用し、従来の保険証を原則廃止することによって、同カードを国民に強制的に取得させようとしている政府の取り組みを撤回、阻止させようと行われました。
問題解説を行った、全国保険医団体連合会事務局の松山洋氏は、マイナンバーカードの保険証利用と一体的に進められる、保険のオンライン資格確認について、従来の保険証での資格確認でも大きな問題は出ていないと指摘。命と健康にかかわる医療を人質にとって、マイナンバーカード取得を強制するようなことは許されないと強調しました。
裁判の原告でもある神奈川県保険医協会の知念哲事務局次長は、同日の裁判について報告。「国民・医療現場の多くは、個人番号カードの保険証利用など必要としていないのが実態だ」と意見陳述したと語りました。
集会には野党各党の国会議員が参加。日本共産党から宮本岳志衆院議員、伊藤岳参院議員が出席しました。宮本氏は「みなさんのプライバシーが守られるよう、頑張りたい」、伊藤氏は「マイナンバーカードの取得は任意。政府には、それにふさわしい対応を取るよう求めていく」とあいさつしました。
【しんぶん赤旗2022年7月21日(木)付・写真=伊藤岳事務所】