全労連、中央社会保障推進協議会(中央社保協)などは26日、「いのち・くらし・社会保障立て直せ一斉行動」で「新いのち署名」など約158万人分の署名を国会に届け、請願行動に取り組みました。
安全・安心の医療・介護などを求める「新いのち署名」は45万7390人、「介護保険制度の抜本的転換」は41万7019人、「75歳以上の医療費2倍化中止」は70万3419人分が集まりました。
衆院第1議員会館での提出集会で中央社保協の住江憲勇代表委員(保団連会長)は、岸田首相の「新しい資本主義」の欺まんを告発し「大企業に応分の税と社会保険料を払わせ、社会的責任を果たさせよう。社会保障の立て直しは急務だとの声を国会に届けよう」と呼びかけました。
各団体代表が実態を報告。自治労連の代表は「コロナ禍の住民の暮らしを守ろうと、自治体職員の時間外労働は膨れ上がり、疲弊している。大幅増員を」と語りました。
「医療職場でメンタル不全の職員や離職者が増加している。今こそ政治を変えて社会保障の充実を」(日本医労連)「雇用悪化で全世代で受診控えが増えている。社会保障への国庫負担の増額がないと命は守れない」(民医連)「値上げラッシュのなかで10月から医療費負担が倍増。やっていけない」(日高連)と語りました。
日本共産党から伊藤岳、吉良よし子、倉林明子、山添拓の各参院議員があいさつし「暮らしと経済が大きく傷んでいます。軍事費ではなく社会保障を拡充させよう」(山添議員)と訴え。立憲民主、国民民主、れいわ、無所属の議員らが参加しました。
一斉行動では「75歳以上医療費2倍化中止」、「介護職員の処遇改善」の団体署名も提出。それぞれ全国の1030団体、1924団体が名を連ねています。
【しんぶん赤旗2022年5月27日(金)付・写真=伊藤岳事務所】