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原田氏発言に厳重抗議 「汚染水は海放出」に 岩渕・伊藤両議員

 日本共産党の岩渕友、伊藤岳の両参院議員は11日、東京電力福島第1原発の汚染水をめぐる原田義昭前環境相の発言について、環境省に強く抗議しました。

 原田氏は環境相在任中の10日、閣議後記者会見で、東電福島第1原発事故によってタンクにたまり続けている処理後の高濃度放射性物質トリチウムを含んだ汚染水について、「(海に)放出して希釈するしか方法がない」と述べました。

 岩渕、伊藤両氏は「『海洋放出許せない』との地元の声を受けて経済産業省の小委員会で検討している最中に、このような発言をすることは許されない」、「福島のことがわかっていたら、こんな発言はあり得ない。福島だけの問題ではない。国会議員としての資質が問われる」と厳しく批判しました。

 開会中の福島県議会では、日本共産党の宮本しづえ議員が本会議での代表質問で厳重に抗議しました。

(写真)原田前環境相の発言に抗議する(左から)伊藤、岩渕の両氏=11日、国会内

【2019年9月12日付 しんぶん赤旗・写真=伊藤岳事務所】