(写真)大野知事(中央)に申し入れを手渡す、伊藤(左4人目)、荻原(その左)、柳下(右4人目)、の各氏ら=4日、埼玉県庁内
日本共産党埼玉県委員会新型コロナウィルス対策本部(荻原初男本部長)と同県議団(柳下礼子団長)は4日、大野元裕県知事に新型コロナの感染拡大を食い止めるため、PCR検査の抜本的拡大を申し入れました。伊藤岳参院議員が同席しました。
伊藤氏は、大野知事が記者会見で、PCR検査対象を拡大すると述べたことへの歓迎を表明。志位和夫委員長が安倍首相に対して行った「新型コロナ対策にかんする緊急申し入れ」の内容を説明し「国にも求めていきますが、ぜひ埼玉でも検査体制のさらなる拡充を」と求めました。
秋山もえ県議は、教育現場で感染者が出た場合、学校によって検査対象にばらつきがあり、保護者は不安に感じているとして「1人でも感染者が出たらクラス全員検査をしてほしい」と要望。村岡正嗣県議は、県内の障害者施設で集団感染が起きた際に、検査が遅れていたと指摘し「PCR検査拡大のため、検体採取の体制も強化を」と求めました。
大野知事は、学校感染者が出た場合には「フロア全体」での検査を行い、施設感染を防ぐために学校医・産業医に検体採取を依頼するとして「PCR検査の拡充と、さらなる病床・療養施設の確保にしっかりと取り組みたい」と述べました。
【2020年8月5日付 しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗】