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「生活保護受けやすく」・反貧困ネットと伊藤議員が懇談

(写真)藤田氏(手前)と懇談する伊藤氏(右端)=6日、さいたま市

 

 日本共産党の伊藤岳参院議員は6日、「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る なんでも電話相談会」の埼玉県の会場を訪問し、「反貧困ネットワーク埼玉」の藤田孝典代表と懇談しました。

 藤田紙は、政府の新型コロナウイルスの影響を受ける人への支援策として一律10万円給付や持続化給付金を打ち出したものの、「それでもなお生活が困窮しているという人からの相談が多い」と説明。「政府はこれまで、貧困がこれだけ広がっているのに対してこなかったが、コロナ禍がそれに追い打ちを掛けた」と話しました。

 伊藤氏は「新型コロナによって、インバウンド(訪日外国人旅行者)頼みの観光業や、医療費を削減してきた日本社会のあり方を見直す時が来ています」と述べました。

藤田氏は、今後は生活保護を受けざるを得ない人が出てくるとして「もっと生活保護を受けやすくすることも必要だ」と指摘。「政府の人たちは実態があまりに見えていないと思うし、一度でも現場に来てほしい」と訴えました。

 伊藤氏は「いただいたご意見を国会議員団で共有し、第2次補正予算案の議論に生かします」と応じました。

【2020年6月8日付 しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗】