災害ごみ処理、環境相に迫る
懇談の傍聴者「力ある質問 今後も」
日本共産党の伊藤岳参院議員は14日、環境委員会での初質問後、埼玉県から来た傍聴者と国会内で懇談しました。
伊藤氏は環境委員会で、台風被害による災害ごみやプラスチックごみの焼却問題について質問。東松山氏の災害ごみ処理の深刻な状況を告発し、小泉進次郎環境相に「災害廃棄物の運搬、処理への支援を」と迫りました。
16の傍聴席は、県内各地から駆けつけた人たちで満席となりました。
伊藤氏は懇談で「台風19号の被害を受けた東松山市の被災者の声など、現場の声が政治を動かします。インターネット中継を見ていた方も含め、みなさんの応援が力になり、初質問を終えることができました」と述べました。
懇談では、傍聴した人たちから「初めてとは思えない質問に、さすがだと思いました。これから回数を重ねて、さらに力のある質問を期待しています」「日本のプラスチックごみのリサイクルは遅れている。もっとリサイクルを進めてほしい」「初めて傍聴し、岳さんが質問している姿を見て夢のようでした。地元の人たちにも呼びかけて、毎回傍聴席を満席にしたいし、私たちも地元で草の根で頑張りたい」などの感想が出されました。
感想を聞いた伊藤氏は「今後は石炭火力発電やメガソーラー、建設アスベスト(石綿)などの問題を取り上げていきたい」と決意を語りました。
(写真)初質問を傍聴した人たちと交流する伊藤氏(奥右から2人目)=14日、国会内
【2019年11月15日付 しんぶん赤旗】