日本共産党埼玉県保育後援会と党埼玉県委員会は29日、さいたま市で伊藤岳参院議員・埼玉選挙区予定候補を迎えて「保育・子育てを考えるつどい」を開きました。
国会情勢を報告した伊藤氏は、軍事費を大幅に増やしながら、保育や暮らし、教育に予算を回さない石破政権を批判。この政治を変えるために共産党が参院選で議席を伸ばすことが必要だとして、必ず再選を勝ち取る決意を表明しました。
参加者は、今年度の見直しは見送られたものの、保育の公定価格の基準となる、国家公務員の地域手当の級地区分見直しで、県南部と東京都の保育士の賃金格差が一層大きくなることへの懸念を表明。一方、県北部の保育園では、少子化で子どもが集まらず、経営が困難になっている実態が出されました。
伊藤氏は、参加者からの保育士の配置基準や国の保育施策などへの質問にも、丁寧に回答。保育の現場に「スキマバイト」が広がる実態も指摘し、「国は軍事費よりも保育予算を抜本的に増やし、保育士を増やすべきだ」と述べました。
参加者は伊藤氏に対し、「やっぱり軍事費優先を変えないと。その削減を明確に言えるのが共産党」「若い保育士たちの未来のためにも、再び岳さんを国会へ」とエールを送りました。

(写真)つどいで訴える伊藤氏=29日、さいたま市
【2024年4月30日(水)付 しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗】