日々の活動

大軍拡反対 草の根から 若者憲集会実行委 国会議員に要請

 日本民主青年同盟(民青)や全労連青年部などでつくる若者憲法集会実行委員会は24日、敵基地攻撃能力保有・大軍拡を止めることなどを求めて、国会議員要請を行いました。各地の草の根で対話を重ねてきた青年たちが、国会議員に生の声を届けました。

 要請に先立つ集会で、民青の西川龍平委員長は「国会要請が初めての青年も多く、民主主義の発展のために大切な行動だ。今日の経験を生かし、さらに運動を広げてほしい」と呼びかけました。

 各地で運動に取り組んできた青年が発言。埼玉・伊奈町ネットワークの大氣凜也(おおき・りんや)さんは、青年と対話し事実を伝えると「自衛隊は、自衛のための組織だと思っていた。戦争の引き金になるようなことはやめてほしい」などと危機感が語られると話しました。

 千葉の習志野・八千代・船橋ネットワークの八鎌健太さんは「地元に自衛隊の駐屯地があり、お祭りなどで地域に溶け込んでいるが、戦争が始まってからでは止めるのは大変だ。手遅れにならないために今がんばりたい」と述べました。

 西東京中部ネットワークの代表は、街頭で対話すると、大軍拡を知らない青年は多いと指摘。「草の根で立ち上がった青年がこれだけいるということを力にしていこう」と訴えました。

 日本共産党の山添拓政策委員長があいさつ。自公政権による大軍拡は相手国まで届くミサイルを全国に配備するなど、軍事費の額だけでなく中身が問題だと批判。大軍拡・大増税を止めるためには「国会の外から声を届けることが大きな力になる」と語りました。

【2025年1月25日(土)付 しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗】

(写真)日本共産党の伊藤岳参院議員(左から2人目)に要請書を手渡す青年たち=24日、衆院第2議員会館