「憲法改悪反対! 立憲主義を取り戻す! 大軍拡許すな! 12・9オール埼玉総行動決起集会」が9日、さいたま市で開かれました。小出重義実行委員長は、石破政権が大軍拡を進め、改憲を狙う中、来年の参院選で埼玉で頑張ろうと訴えました。
後援団体の埼玉弁護士会の大塚信雄会長、埼労連の宍戸出(いずる)事務局長があいさつし、連合埼玉の大谷誠一事務局長がメッセージを寄せました。宍戸氏は、「オール埼玉総行動実行委員会」が結成から10年となり、連合埼玉とともにたたかってきたことに触れ、「私たちの共闘が、総選挙での改憲勢力の3分の2割れをつくり出した」と強調しました。
早稲田大学の水島朝穂名誉教授が講演し、韓国の「非常戒厳」の動きに便乗して、日本で一部の政治家が改憲での「緊急事態条項」創設を主張していることを批判。「不適切にもほどがある。改憲を告発し、議論して破綻に追い込もう」と呼びかけました。
野党から、日本共産党の伊藤岳参院議員と新社会党県本部の村田文一委員長があいさつし、立憲民主党県連代表の小宮山泰子衆院議員がメッセージを寄せました。
伊藤氏は、総選挙で自公が過半数割れとなり、市民のたたかいで願い実現の可能性が生まれているとして「この変化をさらに前に進め、大企業とアメリカ言いなりの政治のゆがみを正すために頑張ります」と訴えました。
【2024年12月11日(水)付 しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗】
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(写真)水島氏の講演を聴く参加者=9日、さいたま市