参院総務委
日本共産党の伊藤岳議員は19日の参院総務委員会で、顔認証マイナンバーカードの申請・交付に困難がある人への対応についてただしました。
顔認証マイナンバーカードは、暗証番号の管理に不安がある高齢者や障害者などに向けて交付しており、「健康保険証としての利用」などに機能を限っているものです。
伊藤氏は「高齢者や障害者にとって、顔認証マイナンバーカードを取得するために役所等へ出向くことは難しい。施設職員等が代わりに申請・交付に行かなければならないが、全国保険医団体連合会のアンケートでは、『代理申請を対応できる』と回答した施設は6・5%しかない」と指摘。これに対し、村上誠一郎総務相は「今初めて聞いた」と答弁しました。
伊藤氏は「高齢者や障害のある方々、施設職員にとって、医療へのアクセスは極めて重要。現行の保険証との併用を残すべきだ」と求めました。
【2024年12月23日(月)付しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗】