日々の活動

メガソーラー計画 危険な盛り土 小川町

埼玉・小川町 伊藤参院議員が現地調査

 

 日本共産党の伊藤岳参院議員は24日、埼玉県小川町で問題になっているメガソーラー(大規模太陽光発電)計画について現地を視察しました。

 同計画は86ヘクタールの広大な土地に35・5万立方メートルもの残土を持ち込み、膨大な数のソーラーパネルを設置するものです。

 現地を案内した日本共産党の笠原武元町議や地域住民らは、事業者が示した計画は、いくつもの沢や谷を埋め立ててソーラーパネルを設置するもので、中には深さ40メートルもの谷すらあると強調。▽排水計画も示されたが調整池の数が少なく無理がある▽ダンプ用に新たな道路をつくると言われたが、示されたルートが既存の登山道と交差している▽約600メートル離れた変電所まで発電した電気を送らなければならないのに、鉄塔をつくるといった説明は何もない--など数々の問題点を訴えました。建設予定地に生息する絶滅危惧種の動物についても説明しました。

 

(写真)地図を用いて問題点を説明する笠原氏(左から2人目)らと伊藤氏=24日、埼玉県小川町

 伊藤氏は「県内には多くのメガソーラー問題があるが、設置面積の広さや希少動物の多さ、危険な場所への盛り土など、今回はその中でも最悪だ。止めなければならない」と話しました。

【2021年7月25日(日)付 しんぶん赤旗・写真=しんぶん赤旗】